もう、めちゃくちゃ感動の最終回でした。

『ルーズベルト・ゲーム』

TBS系列 日曜日 夜9時~

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最終回では、イツワ電器とのふたつの決戦が山場を迎えていました。

ひとつは、

青島野球部 VS イツワ電器野球部との因縁の対決

もうひとつは、

イメージセンサーのコンペ対決


まず、ストーリーは野球対決のほうからスタートとなりました。

細川社長(唐沢寿明)は、キド・エステートの城戸社長(ジュディ・オング)を試合観戦に誘います。

野球のほうは熱戦の末、延長戦に突入。

そしてとうとう、青島野球部の勝利で終わりました。

青島野球部の投手・沖原役の工藤 阿須加(あすか)くん。
最後までいい感じの役者さんでした♪

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実直な沖原の役を、見事に演じていました。

彼の投球フォームを最初に見た時、すごく綺麗だったのでビックリしました。
だって、ドラマの中でピッチャーを演じる役者さんのフォームって、大抵が嘘くさいですからね(;^ω^)

後で、あの元・プロ野球選手の工藤公康氏の息子さんだと知って、

(どおりで、役者さんにしては本格的な投球フォームなわけだ!)
と、合点が行きました。

すごく見どころのある配役だったと思います。



野球の勝敗も気になっていましたので、これはこれでハラハラしながら見ていたのですが…。

それよりも、もっと感動的だったのが、東洋カメラにおけるコンペ対決のほう。


青島製作所のイメージセンサーは、コンペの勝利を目指して、スペック向上のための技術開発を、、納期ギリギリまで続けていました。


コンペは、青島製作所とイツワ電器、両者のイメージセンサーを搭載した一眼レフカメラで撮影した、静止画像動画を、それぞれ大型スクリーンに映し出して比較する方式でした。

平等を期すため、どちらがどの会社のイメージセンサーを使用した画像かは、名前を伏せていました。


まず、静止画から公開

こちらは、どちらも画質に遜色ありません。

性能に差が無いのであれば、コスト面で安価なイツワ電器に軍配があがります。



次に、動画の比較。

東洋カメラからは、「ろうそく1本の明かり。」の状況で動画撮影したとの説明が…。

ところが青島の製品は、納期ギリギリで仕上げたため、そのような暗い環境でのテストを行っていなかったのです。


テストで撮影したものは、暗闇の中で少女がろうそく1本に火を点ける…という動画でした。

最初に公表された動画は、暗闇の中でもとても良く撮影されていて、東洋カメラの社長も満足げなコメントをしていました。


ところが次に公開された動画には、一同、度胆を抜かれます。

まるで雲泥の差だったんです!

先に公開した動画では、1本のろうそくと女の子しか映っていないように見えましたが、実は!

部屋の隅に、大きな花瓶に生けられた花があったのです。

もちろんそれは、青島のイメージセンサーのほうでした。


コンペでも、青島はイツワ電器に勝利したのです。

それでもイツワ電器社長は、「6割の価格で納期する。」
と、悪あがきするのですが、東洋カメラの社長は、

「レベルが違う。」と一蹴。

「青島さんのイメージセンサーは、お宅(イツワ電器)の10倍の価値がある。」
そう、高く評価したのです。


「一眼レフで映画が撮れる。」というコンセプト戦略で、新製品を発売しようと考えていた東洋カメラ。

青島製作所のイメージセンサーこそが、まさにコンセプト通りの素晴らしい性能だったのです。


ちなみに・・・

青島製作所としての野球部は廃止となりましたが、キド・エステートが丸ごと引き受けてくれました。

なので、野球部廃止により、例え勝利しても辞退する予定となっていた大会にも無事に出場することができました。

最後のジャパネスクの諸田社長(香川照之)

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イツワ電器に対して、見事な手のひら返しです(^^;)

スマートフォンへの搭載カメラについて、イツワ電器社長の知らぬ間に、青島と契約を結んでいました。

そして、生産が追い付かないので、イツワの工場を貸せと…!


とうとう最後を迎えた『ルーズベルト・ゲーム』

『半沢直樹』の時とは違って、とてもスッキリとした後味の良い最終回でした。


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